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【作品名】ジョジョの奇妙な冒険 【ジャンル】漫画 【名前】吉良吉影(幽霊) 【属性】サラリーマン(殺人鬼)の幽霊 【攻撃力】特殊能力欄の爆弾化能力。 スタンドは手刀で常人の腕ぐらいなら容易に切断可能。 【防御力】本人は常人並み、ただし、幽霊なので物理無効、また常人には視認不可。 スタンドで防御すれば、コンクリの壁や地面を楽々砕ける攻撃も防御可。 【素早さ】2m程の間合いならスタープラチナとほぼ互角のクレイジーDのパンチを防御できる反応。 ただクレイジーDに攻撃しようとするとその腕を逆にパンチで撃ち落されるので 攻撃速度はそれほどでもない。 【特殊能力】スタンド:キラークイーン 人型。全長2m。猫のような頭部を持ち、肩や手の甲等に髑髏マークがある。 右手人差し指の側面に「起爆スイッチ」がある。腹部を上下に開き、中に空洞を作れる。 また、左手の甲から分離する『シアーハートアタック』は単体での自動操縦が可能。 (『シアーハートアタック』)戦車型。全長20cm。砲身はなく、丸みのある車体に髑髏の顔とキャタピラがある。 射程距離:2m 能力射程:各爆弾の効果保持範囲は全てほぼ∞、 『第2の爆弾』の爆破範囲は半径5m、熱探知範囲は半径20m 第1の爆弾 ・手で触れた物質や生物を「爆弾」に変える(対象の外見は変化なし)事ができる能力。 ・「爆弾」は右手の「スイッチ」により、いつでも起爆できる。 また、何かに触れ(られ)た瞬間に自動で起爆するようにも設定できる。 ・起爆時の「爆弾」に他のものが触れていた場合、「爆弾」自体はそのまま残り、触れていたものだけが爆発する。 ・爆発は対象内部から起こるため、対象は跡形も残らない。また、爆発の対象外部への影響をゼロにする事もできる。 ・「爆弾」にできるのは同時に1つまでで、それを起爆か解除するまでは他のものを「爆弾」にできない。 ・「爆弾」に不発弾はなく、破壊されても効果は消えない。ただし、周囲に空気がないと起爆しない。 ・「爆弾」化する範囲は細かく制限できる。(例:人間丸ごと、髪の毛1本だけetc) ・触れたもの(部分)をその瞬間に爆破する事もできる。 ・自分や本体は「爆弾」化できない。(ただし本体に触れてその部分だけを爆破する事は可能) 第2の爆弾:シアーハートアタック SHEER HEART ATTACK ・周囲の温度分布を解析し、最高温度を持つ目標に自動操縦で突進し、爆破する。 ・人間の体温程度の温度に反応して爆発を起こす。(自分自身は爆発せずにそのまま残る) ・知能はないに等しいが、爆破したものが人間かどうかは判別可能。 ・また、周囲の人間に「コッチヲ見ロ」と呼びかける事ができる。 ・硬度が異常に高く、通常の物理的攻撃での破壊はほぼ不可能。(スタープラチナの攻撃で破壊不可) 【長所】攻撃手段の多さ。物理無効。 【短所】攻撃速度が遅い。 【備考】物理無効、常人には視認不可 スタープラチナ:第6部の時点でスタンドのスピードの速度が無限大設定のメイド・イン・ヘブンに反応できてこの反応と同等の相手とも戦えるので無限速反応、かつ戦闘速度も無限速 参戦:vol.2
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J-330 吉良吉影 J-330 ST ヒーロー ダイヤモンドは砕けない 『幸福に生きてみせるぞ!』 相手リネージフェイズに、相手がリネージにカードを置かなかった時、相手ライフを自分ヒーローカードの枚数と同じ点だけ減らす。また、自分バトルフェイズ開始時に味方に「レベル 3以上」の『吉良』がいる時、自分の手札のこのカードを1枚だけ、ゲーム終了までプレイシートの脇に脇に置き、効果を受けられる(同じカード№のカードの効果は重複しない)。 出典: 静けさのブルーデッキのヒーローカード。 しかしその能力から、開幕ヒーローとしては採用されづらい。 自身に追加機能があるため、デッキ内にしのばせる用途の方が多いだろう。 このカードと同じスターターに封入のJ-387 吉良吉影は、『吉良』の中で最も軽量(8弾現在)であり、早くからヒーロー追加条件を満たせるため、このカードと相性が良い。 また4部の主要敵キャラJ-475 ギタリスト音石や、 そのスタンドJ-418 レッド・ホット・チリ・ペッパー、 J-290 アクア・ネックレスなどと、シナジーを形成する設計になっている。 癒しのオレンジデッキのJ-329 東方仗助とは主幹となる効果以外の部分が共通したテキストとなっている。(それらの性質についてはJ-329 東方仗助を参照) 第8弾現在のレベル 3以上の吉良 J-253 吉良吉影 J-346 仗助VS川尻浩作 J-387 吉良吉影 J-388 川尻浩作 J-487 川尻浩作&早人 J-489 吉良吉影 J-583 川尻浩作 J-764 吉良吉影
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吉良吉影 杜王町に住む、一見普通のサラリーマン。 目立たずに生きることを徹底しており写真の済に写ったり、優れた能力を持ちながら学業や仕事では並みの成績しか取らない。 植物のように静かに暮らしたいと思っているが、女性の手に異常に執着する殺人鬼である。 生まれながらにして「人を殺さずにはいられない」性質を持っている為に48人の女性が犠牲になってきた。 切った爪の長さを記録して、自分の殺人衝動の調子を管理している。 原作の終盤では追い詰められた時に、エステ・「シンデレラ」にいた「川尻浩作」に変装して逃げ切ろうとした。 ロワでは終盤参戦のため川尻浩作の容姿でありながら参加者名簿に吉良吉影として名前を書かれている。 【口調】一人称:「わたし」、二人称:「あなた」、「君」 【特異能力】 スタンド能力はキラークイーン。人型タイプで、触れたものを爆破させ全てを消しさってしまう(正し一度に一つ)。 破壊力はトップクラスな上、遠隔操作もお手の物。おまけに爆破の周りへの影響も小さい。 ただ吉良自身に戦闘経験が余り無いため、格闘戦では四部主人公のスタンドに圧倒されていた。 破壊力:A スピード:B 射程距離:D(2m) 持続力:B 精密動作性:B 成長性:A 必殺技 ①シアーハートアタック 頑丈な遠隔操作式自動追尾小型爆弾戦車。 熱を感知して突撃してくる。 破壊力:A スピード:C 射程距離:A 持続力:A 精密動作性:E 成長性:A ②バイツァ・ダスト 吉良本人の情報を尋ねるものを殺害して一時間「時」を戻す能力。詳しくはコミックス45巻。 今回のロワでは 使用禁止となっている。 ちなみに寝る前にストレッチなどして健康に気を遣ってはいるものの、生身の腕っ節はそれ程強くはない。 声優は森川智之 戻る
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【吉良吉影】 「これで今夜も熟睡できる…。」 [登場作品] ジョジョの奇妙な冒険第4部 ダイヤモンドは砕けない [ 種類 ] 保身型 連続殺人鬼。女性の綺麗な手に異常な執着を持つ。1966年1月30日生まれ。自分で切った爪の長さを測り丁寧に保存をしており、一定の周期で訪れる爪の伸びが早い時期には自らの殺人衝動を抑えることが出来なくなる。 平穏無事に生きる為に高い知能を隠し、出来うる限り目立たずに生きる事を生涯の目標としている(その片鱗なのか、学生時代は様々なコンクールで『3位』入賞止まりを狙っていたようである。しかしコレに関して『逆に目立つのではないか?』と突っ込みを入れているファンも多い)。カメユーデパート杜王町支店に勤務しており、殺人鬼に見られない為にあえて一般人を装う。殺人鬼であることを偶然重ちーに見抜かれ、彼を爆殺した。 その事が原因で仗助らに追われることになり、辻彩を脅迫・殺害してそのスタンド能力により年頃・体格がほぼ同じ男「川尻浩作」に成りかわった(指紋も変化させたが、その時点で切り離されていた左手のそれは吉良のままである、筈である)。スタンドの能力は 「第一の爆弾」 スタンドの手が触れた物体を爆弾に変化させることができる能力で、爆弾にした物体は外見はまったく変化しない。この爆弾にした物体に触れるか吉良自身が起爆させれば爆発するが、前者の場合は爆弾にした物体は変化しない(一度時計のような機械が付いた像が描かれたことがあった)代わりに触れた者(物)が爆発する。爆発の範囲は吉良がある程度コントロールできるようだが、爆破したい対象については跡形もなく破壊できる程だが、爆発そのものは広範囲には及ばない。ただし、この能力で1度に爆弾にできる物体は1つだけである。 「第二の爆弾」 スタンドの左手の甲に自動追跡型スタンドである「シアーハートアタック」を搭載している。第二の爆弾はとにかく丈夫で、スタープラチナのオラオララッシュでもヒビを入れたり車輪(キャタピラ)を壊す程度で耐え抜く程である。 「第三の爆弾」 物語終盤で再び『矢』に射抜かれる事で発現した「バイツァ・ダスト(負けて死ね)と言う能力。 スタンド使いではない、吉良の情報を知る人間に憑かせて、吉良吉影についての情報を聞いてくる者を爆殺してから約1時間時を戻すことができる。ただし、この能力は吉良本人が激しく「絶望」するほど追い詰められなければ発動できず、第三の爆弾を仕掛けられた者には吉良本人も攻撃することが出来ない上、その他の能力も使用することが出来ないためキラークイーンやシアーハートアタックを使用するにはこの第三の爆弾を解除しなければならない。 ちなみに、短編集 死刑執行中脱獄進行中に収録されている『デッドマンズQ』にも、スタンド能力と生前の記憶を失った幽霊として出演している。スタンド名の由来はそれぞれQueenの楽曲「Killer Queen」、Queenのアルバム「Sheer Heart Attack」、Queenの楽曲「Another One Bites The Dust」。
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J-199 吉良吉影 J-199 R ヒーロー ダイヤモンドは砕けない 吉良吉影は静かに暮らしたい 敵が4人以上いる時、自分が「アタック/ブロック」の宣言をしなかったターンのバトルフェイズ終了時に、スタンドの付いていない敵1人を破棄する。 出典:JC38巻 表紙 「静かに暮らしたい」だけあって相手が賑やかになるのを抑制するヒーローカード。自分は逆にウィニー系のデッキが相性がいいだろう。アタック要員にスタンドが付けづらい柱デッキの天敵といえるかもしれない。
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吉良吉影&バーサーカー 「どうして、わたしが“こんな目”に遭わなくちゃあいけないんだっ!?」 男は複雑に曲がりくねった路地の中を走っていた。床の金網を踏む度にガシャンガシャンと耳障りな音が響く。 目に映るのは何もかもが錆びついた真っ赤な世界だ。壁も床も錆びて朽ち、得体の知れない滲みが不規則に蠢いている。 気味が悪いだなんて一言では言い表せないほどに奇妙で酷く精神が不安になる世界だった。 「『聖杯戦争』、いいだろうッ。それは理解したッ! だが、これはどういうことなんだ……っ!」 男は追われていた。不気味な正体不明に。 この奇妙な光景だって少し前は違った。聖杯戦争に参加していると“気づく前まで”は、男は普通の日常の中にいたのだ。 日がな街中をテキトーに歩き回って風景を何時間も見続けたり、どこかから漏れ聞こえてくる音楽に耳を傾けるだけという生活ではあったが、平穏だった。 だが、“気づいた途端”にこれだった。目の前の光景は赤くグロテスクに変貌し、“ヤツ”に追われるようになった。 ……ザ……ザザ…………ザザ――…… ノイズが聞こえる。ノイズを吐き出すのは胸のポケットの中の携帯ラジオだ。 気づけばいつの間にかに持っていたラジオ。何の変哲もない。ただし壊れているわけでもないのにまともな放送を聞くことができない。 そして、このラジオがノイズを吐き出す時、それは“ヤツ”が近くにいるということだった。 「このラジオは『レーダー』だ。わたしに“危険”を教えてくれる……だが」 この“ラジオそれ自体が危機を招いている”のでは? 男はそんな風にも思う。思うがしかし、今はそれどころではない。逃げなくては。 金網の上を走る。向かう先に扉が見えた。無愛想な鉄扉だが取り立てて不審な点はない。 男はドアノブに手をかけ、そして瞬間“上半身を思いっきりのけぞらせた”! 「う、うおォォォォォ~~~~~~~~~~~~ッ!!」 男の鼻先を巨大な“刃”が通り過ぎる。ゴギギギギッという擦れる音が大きく響く。その刃は今入ろうとした扉から突き出していた。 「くっ……馬鹿なッ!? ……先回りしていたのか!」 床に尻餅をつく男の前で刃が左右に揺れる。その度にメキメキと鉄扉が切り裂かれていく。まるで鋏で紙を切り裂いてゆくが如くに。容易く。 そして、“ヤツ”が切り裂かれた隙間から姿を現す。 「……うっ、ぐゥゥ…………っ!」 三角だ。その男の頭には物凄く頑丈そうで馬鹿デカい三角錐の兜のようなモノを被っていた。 背格好そのものは逃げている男とそう変わらない。標準的な成年男子より若干高めと言ったところか。 その身体には血と油に塗れた布を巻いており、そして右手には巨大な刃を手にしていた。分厚く、赤錆びている。身長と同じくらいの長さの大鉈だった。 「くそっ!」 男は立ち上がると今来た道を逆に走り始めた。“ヤツ”はどこまでも“追尾”してくる。そして絶対に自分からは“切り離す”ことができない。 その理解があるだけに苛立ちは激しくなる。ただ、幸運――いやちょっとでもマシだと思えるのは“ヤツ”の動きは早くない。そのことだけだった。 金網を踏み、ガシャンガシャンという音を立てながら男は走る。 追われて逃げるという行為は酷くストレスだった。誰だってそうだろう。しかし、この男にとっては特に激しく耐え難い苦痛なのだ。 結局、男がそれから解放されたのは1時間ほど後のことだった。 Ж Ж Ж 「――逃げ切った? いいや、違うな。“アレ”からは逃げ切れるわけがない。だが、離れれば元の世界に戻れることが判ったのは収穫だ」 目の前に写るのはごく普通の夜の雑踏だった。駅前の商店街。今は帰宅する頃合だから人の波は駅から住宅地の方へと流れている。 男は細い路地の中からその光景を眺める。 通勤鞄を抱えたサラリーマン。こんな時間なのにウロウロしてる学生。買い物帰りらしい神父。派手なメイクの女。逆に地味な女。 あんな光景の中に“生きていた頃”の自分もいたのだろうか? 男はぼうっとそんなことを考えた。 男の名前は――吉良吉影という。 自分の名前以外はぼんやりとしか分からない。 特に、自分がどうして“死んでしまったのか”は。分かってることも、分かっていると思っているだけかもしれない。 吉良吉影は『幽霊』だ。死んでしまい、魂だけとなった者。それでいて、未だに成仏せずにこの世界に留まっているもの。 どうして成仏しないのか。それも彼自身分からない。もっとも、本当に『あの世』や『成仏』なんてものがあるのかすらもわからないのだが。 「ともかく、始まった以上はこの聖杯戦争を乗り切る方法を考えなくては……」 吉良吉影はスーツのポケットから拳大の木彫りの像を取り出し眺める。それはマリア観音で、彼がここに呼び込まれた理由だった。 幽霊にも欲求や衝動はある。むしろ、それだけかもしれない。肉体には囚われない魂だけの存在なのだから。 そして、彼の欲求は『平穏』だった。激しい喜びや勝利は欲せず、ただ日常の中に些細な幸せを見つけ過ごす、それが彼の望むものだった。 その実現の為に彼は“仕事”をしていた。 この世には幽霊を見て話せる人間がたまにいて、そして彼はその内の一人と契約し、仕事の代価として現金を得ていた。 現金は彼が“納得”するのに必要だった。幽霊は普通の人には見えない。だからその気になればなんでも勝手にできる。 だがそれは欺きだ。欺けばそれは後ろめたさとなって心にしこりを残す。それは平穏な状態ではない。 なので彼は金を欲し、例えばバスや電車を利用する時には(誰にも気づかれないのだが)その現金を支払い、心の中に不安を溜めることを避けた。 ともかく。彼は仕事をしており、今掌に乗っているマリア観音もその報酬だった。そしてそれはこの聖杯戦争への切符でもあったのだ。 「なにが、これに祈れば『平穏』が得られますだ。あの尼ッ……!」 吉良吉影は歯を食いしばり戦慄く。その報酬はとある“屋敷”を調査する仕事で貰ったものだ。 その仕事の中で彼は左腕を失ってしまい(今でも失われたままだ)、あわや存在を消されるという寸前まで陥った。 彼は言い分次第では依頼主である尼を殺そうかとも思ったのだが、結局それははぐらかされ、現金に加えて“手当て”として貰ったのがこれだった。 『ゴフェルの木に彫られたマリア観音』、祈りを叶えるという触れ込みは(憎たらしいことに)真実だったが、しかし。 「今は、あの女のことを考えていてもしかたない。ともかく、次に“ヤツ”が現れる前に対策を――」 ………………ザ、…………ザザ……ザザザ…… 目の前の光景が上書きされてゆく。雑踏が、煌びやかなネオンも、ショーウィンドウの明かりも、全部。全部が赤色に。――赤色に。 Ж Ж Ж 「ま、まただ……、風景が赤錆の世界に上書きされていく……」 刻一刻と変化していく世界の中で吉良吉影は警戒するように周囲を見渡す。 朽ちた世界の中にさっきまで大勢いた人間たちはいない。この『世界』は彼とあの三角頭だけのものだ――いや。 「お、女か……?」 罅割れだらけとなった通りの反対側にベンチの上で蹲る女の姿があった。 吉良吉影は、それを自分と同じ幽霊かもと思った。なぜなら彼は普段そういった道端に蹲る幽霊の姿をよく見ていたからだ。 地縛霊という言葉を知っていたが、そうかもしれないしそうじゃないかもしれない。ただ、ああはなりたくないなとだけずっと思っていた。 「いや、生きている人間だ……。しかし、どうしてここにいる? どうしてコイツだけがここにいるんだ?」 罅割れだらけの道路を渡って吉良吉影は女に近づく。ラジオのノイズは激しさを増し危険だと訴えているがそれでも近づかずにはいられなかった。 この“謎”を放置してはいけない。そういう直感が彼の中にあった。 女の見た目は普通だ。特に派手でも地味でもない。顔がよく見えないのではっきりとは言えないが、成人している大人の女性っぽい。 「おい、そこのお前っ! わたしの声が聞こえるか? 聞こえたら返事をするんだっ!」 後、数メートルというところから吉良吉影は女に声をかける。だが反応はない。 無視しているのか、それどころではないのか、あるいは当然のこととして幽霊の声は聞こえないのか。 もう一度声をかけてみよう。そう思ってもう一歩踏み込んだ時、吉良吉影は女が震えていること、そしてなにかを呟いていることに気づいた。 「ごめんねェ~、うう……ぐすっ。私が、私が悪いママだから……ああっ、ヒィ~! うぐっ、どうしてこんなことに……。 私のせい。でも……アンタだっていけないのよ。だって、アンタが私の言うことを聞かないんだもの。言うことを聞かないのは悪い子でしょう?」 吉良吉影はゾッとした。女に近づいてわかったのだ。彼女がその胸になにかを抱いていることを。彼女が――。 「こ、こいつ……、赤ん坊の“死体”を……! この女の子供なのか? どうして……それは、つまり……」 “そういうことなのだろう”、そう思った瞬間、蹲った女がそのままの姿勢で真っ二つに切り裂かれた。 「う、うげェ~~~~っ!?」 三角頭だ。気づいた時にはヤツが女の頭にあの巨大な鉈を振り下ろしていた。 断頭台の刃のように下ろされたそれはあっさりと頭の頂点から胸までを切り裂くと、メキメキと音を立てて、血飛沫を撒き散らして女を裂いてゆく。 女の抱いていた赤ん坊も諸共に。 すでに腐っていたのか黒ずんでいた赤ん坊は切り裂かれると泥のようなものを吐き出し、そこに女――母親の真っ赤な血が浴びせられた。 そして世界は日常のものへと戻る。 道端に固まったままの吉良吉影だけがそのままに世界が『裏』から『表』へと切り替わった。 再び通りは人に溢れ、彼らは何事もなかったかのように家路へとつく。そこにいる吉良吉影にも、蹲る女にも気づくことなく。 「……………………」 女もまたそこにそのままの姿でいた。なにかを抱くような姿勢でベンチに腰掛けているその姿は傍目にはあまり不自然には映らないのだろう。 通りを行く人の中には時々女の方を見る者がいるが、チラッと見るだけだ。関心は示さない。 ましてや、すでにこの女が死んでいるのだと気づく者はいない。今、それを知っているのは吉良吉影だけだ。『幽霊』である彼だけがそれを知りえる。 「う、うえぇぇ~~~~っ、ごめんねェ~。殺しちゃってごめんねぇ……、でも、そんなうもりじゃなかったのよォ~~ひっく。ぐすっ」 ベンチの下に女の『幽霊』がいた。 身体を真っ二つに開かれた状態で、これも真っ二つになってしまった赤ん坊を抱いておんおんと血の涙を垂らしながら泣いている。 きっと、“このまま”なのだろうなと吉良吉影は思った。この幽霊になってしまった女はこれからずっとここで赤ん坊を殺したことを悲しみ続けるのだ。 終わりなく……そう、“魂の掃除屋”が現れるまでずっと、自分がなにをしているのかもわからずに罪悪感に押し潰され続けるのだ。 「……これが、ヤツの『ルール』か。わたしの“サーヴァント”の『ルール』……!」 そう、あの三角頭は吉良吉影のサーヴァントだったのだ。だからこそ離れることはできても、“切り離せない”し“ずっと追ってくる”。 しかしどうしてマスターである自分を追うのか。そこが謎だったが、その理由は今判明した。 「“自動追尾”というわけか。“罪人を裁く『バーサーカー』のサーヴァント”……わたしも標的というわけだ」 吉良吉影は溜息を吐く。サーヴァントの正体が判明したとしても全く気は晴れない。それどころかズンと重くなるばかりだ。 つまり、これから先、聖杯戦争が終わるまであれから追われ続けるということである。 あれに断罪されない方法は今のところ“二つ”だけ。ひとつは、遠く離れること。尤もそれでしのげる時間はほんの少しだが。そして――。 「“誰か別のヤツを身代わりに断罪させる”」 理屈はまだわからないが、どうやらあの三角頭は一度誰かを断罪するとしばらくは仕事を止めるらしい。今、全くヤツの気配は近くにない。 「そして、わたしのサーヴァントに他のマスターらを抹殺させていけば、わたしは勝利し、『平穏』を得ることができる……か? 他のマスターのサーヴァントがどんな能力を持っているのかもわからない。自分のサーヴァントに追われているなんてきっとわたしだけだろう。 だが、それでもやらなくちゃあいけないって言うなら……」 遠くに見える光明に吉良吉影は苦い決心をする。どんな無謀で馬鹿げているようなことでもそれしかないのだとしたらそうするしかない。 そうしなければ平穏が手に入らないのだというのなら、吉良吉影はそうする。 なにより、狭いベンチの下で悶え、自分の血と汚物の溜まった中で泣いている女の幽霊のようにはなりたくなかった。 「こいつはもらっていくぞ。もうアンタには必要ないだろうからな」 懐からナイフを取り出すと、吉良吉影はベンチの上の女の死体から左腕をブツッと切り離した。 切り口から血がドバドバと垂れ始めるが気にせず、素早くその場を離れてゆく。すぐに騒ぎになるだろうが知ったことではない。 「しかし、どうやって他のマスターを探すんだ……?」 吉良吉影は人気のない狭い路地を歩いてゆく。奪った女の左腕を自分の左肘の切り口にくっつけると、それはあっさりと自分の腕になった。 不可解な現象だが、幽霊にとっては認識のほうが重要なのだ。死者には死者の、幽霊の『ルール』がある。 そのまま街の闇の中へと消えてゆく吉良吉影。彼の今再生したばかりの左腕の甲には、髑髏にも爆弾にも見える令呪が浮かんでいた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 RED PYRAMID THING 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:A 敏捷:D 魔力:C 幸運:D 宝具:A 【クラススキル】 狂化:E その存在と行動原理そのものが元から自動的であり、そもそもとして意思を持たないので狂化の影響を受けることはなく恩恵も得ない。 【保有スキル】 裏切り(Betrayal):A マスターの命に従わない。その対象である条件を満たしていれば、マスターすらも断罪(殺害)の対象として襲い掛かる。 令呪による命令には一時的に従うが、それも極短い時間のみであり、行動原理の中にないことは令呪をもってしても行わせることはできない。 【宝具】 『心の闇(The Darkness That Lurks In Our Minds)』 ランク:A 種別:固有結界 レンジ:100 最大捕捉:条件を満たす相手であれば無制限 罪悪感を心に抱える者を『裏世界』へと誘う。 これはレッドピラミッドシングが顕在している間、常時発動される固有結界である。 現実の世界を元に、石、金属、金網等で構成され、錆や汚物に塗れた心象風景を作り出し、対象をそこへと誘い込む。 対象とは心の中に強い後ろめたさや罪悪感などを持った者であり、そうでない者はこれに巻き込まれることはない。 対象となる者とそうでない者がいっしょにいた場合、そうでない者からすると急に対象となる者が消えたかのように見える。 この固有結界には、誘い込まれた者の罪悪感を強くする効果があり、精神抵抗ができない者はその罪悪感に押し潰され身動きできなくなる。 そしてこの固有結界内でレッドピラミッドシングに断罪された者は例外なく『幽霊(ゴースト)』となってしまう。 『幽霊』には強く思っていたことのみが思考として残り、それに応じ、場合によっては悪霊として固有結界内を彷徨い、人を襲うようになる。 【weapon】 『大片裁鋏(Angel s Thanatos)』 刃渡りが人の身長ほどもある大鉈。 これまで幾人もの人間を処刑してきた断罪の刃。 一見、巨大な剣か鉈のように見えるしそういう風に使われるが、実は巨大な鋏の片側である。 【人物背景】 出展は「サイレントヒルシリーズ」 自らを罰して欲しいという男の思念から生まれた処刑人。 その姿のモデルは『霧の日、裁きの後』という絵の中にあり、元々は過去のサイレントヒルにいたとされる処刑人である。 これを見たある男が、その後、自らが犯してしまった過ちの重大さに耐え切れず心を壊した時、 サイレントヒルという霊的に特殊な場がそれに呼応したことでレッドピラミッドシングは生まれた。 裁く者であり、どれだけ逃げようとも追い続け、いつかは断罪(処刑)する。 その裁きから逃れる方法はただ一つ。自らの罪を認め、自分自身で決着をつけると決意することである。 【サーヴァントとしての願い】 願ってはいない。しかし聖杯触れれば、断罪する対象を無限に拡大していくだろう。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターである吉良吉影を断罪すべく追い続ける。 (吉良吉影は罪人である。幽霊となってしまった彼はそのことを覚えてはいないが、心の奥底ではどこか後ろめたく感じており、そのせいで追われている) また、自らの固有結界の中に強い罪悪感を抱く者がいれば、それも容赦なく断罪する。 【マスター】 吉良吉影 【参加方法】 仕事の依頼人である尼から受け取ったマリア観音が『ゴフェルの木片』から彫られたものであり、そのせいで召喚されることとなった。 【マスターとしての願い】 未来永劫変わることのない『平穏』を手に入れる。 【weapon】 『ナイフの幽霊』 屋敷幽霊(幽霊屋敷ではなく屋敷の幽霊)の中で見つけたナイフの幽霊。 切れ味や使い勝手など、本物のナイフと変わるところはないが、幽霊なので普通の生者の目には映らない。生体だけでなく霊体にも有効。 『拳銃の幽霊』 ナイフと同じく、屋敷幽霊の中で見つけた拳銃の幽霊。これも生者の目には映らず、霊体にも有効である。 大日本帝国陸軍で採用されていた十四年式拳銃(自動拳銃)であり、使用弾薬は8mm南部弾、装弾数は8発。銃弾は豊富にある。 『携帯ラジオ』 なんの変哲もないポケットサイズのラジオ。レッドピラミッドシングが近づくとノイズを吐き出す。 【能力・技能】 『幽霊』 吉良吉影はすでに死亡しており、ここにいるのは魂だけの存在、『幽霊』である。 幽霊なので霊感のない人からは見えない。 人や物を自在に通り抜けることができるし、意識すれば触れることも叩くこともできる。人を通り抜けた場合、その人はなにかおぞましい感覚を覚える。 自ら意識して人に触れる場合はなにも問題ないが、不意に人に触れられると魂が掻き乱され、最悪霊体が千切れてバラバラになる。 霊体なので、例え身体が千切れても血が出たり痛んだりすることもなく、くっつければまた元通りになるが、手足を失うと行動を大きく制限される。 誰かのプライベート空間に入る際は、その人物の許可がないと入れない。 幽霊にとって、生者のプライベート空間(家の中や自室)は結界であり、何らかの方法で入ってもよいと認められない限りどうやっても入れない。 基準は吉良吉影から見て許可されたと思うことができればよく、必ずしも相手が吉良吉影のことを認識している必要はない。 ノックに対して扉を開けさせる――この程度で結界は解除される。 【人物背景】 出展は「デッドマンズQ」 ジョジョの奇妙な冒険・第四部の最後で死亡した吉良吉影のその後。 死亡したので幽霊となっており、また自分が生きていた時の記憶(特に死亡した理由や瞬間)を持っていない。(生前のスタンド能力も持たない) 幽霊となってからも生前と同じく『平穏』を求めて暮らしており、その手段の取っ掛かりや糧として暗殺の仕事をしている。 暗殺の仕事はある尼から請け負っているが、彼女と吉良の間にどのような経緯があったのか、詳しくは不明。 ともかく、法で裁くことのできない悪人などを幽霊の身を利用して人知れず処刑し、見返りとして現金を受け取っている。 今回は、屋敷幽霊のエピソードの後、尼から『ゴフェルの木片』を受け取ったとして聖杯戦争に参加している。 【方針】 レッドピラミッドシングから逃げながら他のマスターを探し、レッドピラミッドシングに殺害させる。
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吉良吉影の発見 ◆hqLsjDR84w 「さて……」 マリアさん達による私への質問攻めも終わり、『屋上から周囲を観察してみる』と言って、屋上に出てきた。 しかし実際は、周囲の観察が目的ではない。 この殺し合いの舞台から私が帰還する方法を考えるために、周囲に人がいない場所に来たかったのだ。 「まず考えるべきことは……美形についてだな」 あの美形――名前はマーティン・ジグマール、19歳で蟹座のB型……だったか? 奴はスタンド(奴はアルターと呼んでいたが)を所有していた。 確認した能力は、3つ。 1つ目はワープ。 移動範囲は1~2mと短いが、それなりの速さで次のワープを発動できるらしい。 武器を持ってのワープも可能ときている。 バズーカを奪われたのは、かなりの失態だった。あれだけ連射していれば、残りの弾丸は少ないだろうが…… 2つ目は衝撃波。 『キラークイーン』で防御すれば防げるくらいの威力だが、それでも十分隙が出来てしまう。 かといって防御しなければ、坂田のように吹き飛ぶだろう。 そして3つ目は、『ギャラン=ドゥ』と呼ばれていたスタンドのヴィジョン。 おそらくは『キラークイーン』や『スタープラチナ』のような、近距離で力を発揮するタイプ。 私の『第3の爆弾』のように、何らかの発動条件を満たすと勝手に発動するタイプらしい。 美形の場合は……『本体に危険が訪れる』などだろうか? 「……厄介だな」 心からそう思う。 あの美形自体は、少女を人質にとるような小物だが……能力が強すぎる。 それだけではない。奴の言葉を思い出すと、さらに懸念すべき事象が存在することに気付く。 ――君の『アルター』は近距離で力を発揮するタイプ。 そしてスピードは殴り合いならともかく、接近するほどの移動速度を持たない。 劉鳳の『絶影』のようにはいかんな。 美形と戦闘中に、奴が漏らした言葉。 参加者名簿を確認してみれば、やはり『劉鳳』という名がある。美形の言葉を信じれば、こいつもスタンド使いという事になる。 スタンド名は『絶影』というらしい。美形にアレだけ言わせるのだから――かなりの強さだと思われる。 「坂田の剣術はかなりのもの。私と協力したとはいえ、あの美形に一撃当てるほどだ。 病院を振るわせるほどのパワーを持つ『スタンド使い』、葉隠覚悟。 『爆破』の能力を持つ『スタンド使いかもしれない』、ルイズという少女……」 やれやれ、この殺し合いの参加者は化物ばかりか……と言いたくなって来る。 しかし、それだけでは終わらない。 先程、『劉鳳』という名があるか確認するため、参加者名簿に目を通し――驚愕した。 異常なまでのパワーとスピードを誇り、時を止められる『スタープラチナ』を持つ『空条承太郎』。 あの忌々しい男が参加しているのだ。 「クソッ……」 自分がイラだっているのが分かる。 激しい『喜び』はない……そのかわり深い『絶望』もない……そんな『植物の心』のような人生を送っていればいい。 そう願っていたのに……何故、こんな化物ばかりの殺し合いに巻き込まれたのか………… 心拍数が上昇していくのが感じられる。 「……落ち着け」 そうだ、とりあえず落ち着こう。 承太郎と出会う前に、参加者名簿に目を通したことを幸福と思うんだ。 平穏を取り戻すには、この殺し合いで最後の1人にならなくてはならない。 私は、絶対に平穏な日々を取り戻す。 平穏を求めている私が、心を乱してどうする。 「……フゥ」 上昇していた心拍数が、正常に戻る。 今までトラブルに陥った際のことを思い出して――落ち着いた。 この吉良吉影が乗り越えられなかった、困難やトラブルなど――今までに1度だって無いではないか。 それにしても葉隠覚悟と志村新八の帰りが遅いな。 彼らの姿が見え次第、1階に戻るつもりだったのだが…… これでは、私の計画が崩れてしまうじゃあないか………… 【F-4 病院屋上 1日目 昼】 【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:全身に中程度の負傷。疲労小。 『キラークイーン』第一の爆弾起動(ルイズの首輪に)。 [装備]:なし [道具]:支給品一式 [思考] 基本:普段どおり平穏に過ごす。 1:覚悟と新八が見えたら、1階に戻る。 2:覚悟とルイズが近寄った瞬間、爆破する。 3:その後、マリアの手を手に入れる。コナンは『バイツァ・ダスト』の為に最後。坂田は優先的に殺す。 4:マーティン=ジグマールを殺す。 5:自身を追うもの、狙うもの、探るものなど自身の『平穏な生活』の妨げになると判断した者は容赦なく『始末』する。 6:できる限り力無き一般人を演じる。 7:自分が殺すまでの間、マリアを傷つけるかもしれない輩も皆殺し。 8:もし脱出できるのであればしたい。マリアの手を手に入れてから。 [備考] ※『バイツァ・ダスト』拾得直後からの参戦です。 ※『バイツァ・ダスト』が使用不可能であることに気づいていません。 ※覚悟、ルイズ、ジグマール、劉鳳をスタンド使いと認識しています。(吉良はスタンド以外に超人的破壊力を出す方法を知りません) ※承太郎の参加を知った際の驚愕で、下半身が健康じゃなくなりました。 118 未来の僕。過去のあなた。 投下順 120 拳王の夢 暴凶星の道 118 未来の僕。過去のあなた。 時系列順 120 拳王の夢 暴凶星の道 100 気に入らない奴ほど、コンビネーションの相性はいい 吉良吉影 130 絡み合う思惑、散る命
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J-387 吉良吉影 J-387 ST キャラ ダイヤモンドは砕けない 悪 P4 S2 T(2) ☆☆☆ ●この町は決して出ないぞッ! 「登場タイトル ダイヤモンドは砕けない」の敵とバトルする時、このキャラは「攻撃力 P」に変更される。 悪幽 吉良 人間 出典: 軽量かつレベルが3の『吉良』。 J-330 吉良吉影追加の条件を早くから満たすことができる。 J-386 吉良吉廣の存在もあり、気軽に再登場できる軽さは重宝する。 採用率の高い4部キャラの中堅(j-452 康一&由花子など)と相討ちを取れる、「P:4」への変更という能力も、「やられちゃってもいいさ」と考えやすい『吉良』にとって使いどころは多い。 この効果は事実上パンプアップだが、あくまでも攻撃力変更なので、J-554 ジョルノ・ジョバァーナやJ-566 トリッシュ・ウナの影響を受けないという利点を持つ。 静けさのブルーデッキに封入のST専用カードだが、一箱に2枚封入されており、比較的手に入れやすい部類のカードである。
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吉良 吉影 Yoshikage Kira 登場作品 ジョジョの奇妙な冒険 第4部「ダイヤモンドは砕けない」 種族 人間 性別 男性 一人称 私(稀に「僕」) 特殊能力 スタンド「キラークイーン」 「激しい『喜び』はいらない…そのかわり深い『絶望』もない… 『植物の心』のような人生を…そんな『平穏な生活』こそわたしの目標だったのに…」 概要 平穏で幸せな、「植物の心のような生活」に何よりも執着する男。33歳。ASBでのCVは小山力也。 あまり目立とうとせず、これと言った特技は無いものの大体の事をそつなくこなし、可もなく不可もない、ごくごく普通のサラリーマンとして暮らしている。 しかしそれは表の顔で、その正体は「女性の綺麗な手」に執着する猟奇殺人鬼。 美しい手を持つ女性を今までに40人以上殺害しており、『手』を切り取って保管していた。 遺体はスタンド能力によって消滅させていた為、これまで決して殺人は明るみにはならなかった。 ある時同じスタンド使いである矢安宮重清に『切り取った手』を目撃されてしまい、口封じの為に殺害。 それがきっかけで東方仗助らに追われることとなり、追い詰められた末に「顔のパーツを入れ替える」スタンド使いであるエステティシャンの辻彩を脅迫。 背丈と年齢の近い男性「川尻浩作」と顔を交換させ、辻と川尻を爆殺。そのまま吉良は「川尻浩作」に成り済まして追跡を逃れた。 それにより暫くは仗助らに追われることもなく、不慣れな生活に苛立ちを感じながらも日常を暮らしていたが 川尻浩作の息子である早人が以前と変わった父親に疑念を抱き、独自の調査の末に父が別人(殺人鬼)だということを確信。 彼の活躍によって吉良は再び追い詰められたが、第3の爆弾「バイツァ・ダスト」を発現。 時間すらも爆破する能力によって勝利を確信するが早人の策によって仗助に正体を知られてしまい、バイツァ・ダストの解除まで追い詰められてしまう。 猫草を用いた空気爆弾による攻撃、救急隊員の女性をバイツァ・ダストの媒体に使おうとするなど抵抗を続けるも最終的に承太郎のスタープラチナによる攻撃で道路まで吹き飛ばされ、後退してきた救急車の後輪に轢かれて死亡する。 外伝作品「デッドマンズQ」では記憶とスタンドを失い、幽霊の殺し屋として活動する彼の姿が描かれている。 外見 本ロワでは参戦時期の関係上、「川尻浩作」の姿をしている。 髑髏柄のネクタイにスーツを身に纏ったサラリーマン風の装い。 髪の色は黒髪。複数人のOLからモテており、そこそこ端正な顔立ちの模様。 性格 植物のように平穏な生活を求めている。 普段は穏やかで柔和な物腰だが、自信の欲望の為に殺人を犯す自己中心的で歪んだ本性を持つ。 目立つことと争いを嫌い、常に地味に振る舞って面倒事を避けようとしている。 自身の求める殺人癖と平穏な生活が相反するものだということを自覚しながらも前向きに生きようとしている。 能力 キラークイーン 破壊力 - A / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - A 近距離パワー型のスタンド。触れたものを爆弾に変える能力を持つ。 爆弾は「爆弾自身が爆発するor爆弾に触れているものを爆発させる」「キラークイーン右手のスイッチを押すことによってのみ爆発するor他の物体に接触すると即座に爆発する」と言った性質を使い分ける事が出来るが、対象を爆弾に変える時にしか決められず、一度爆弾に変えたら後から性質を変える事は出来ない。 また、一度何かを爆弾に変えると、それが爆発し終わるまでは新たに爆弾を作る事は出来ない。 例外もあるが、基本的に爆破されたものは跡形もなく消滅する。 格闘能力も高いが、クレイジー・ダイヤモンドやスタープラチナには一歩劣る模様。 シアーハートアタック 破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - A / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - A 第2の爆弾。キラークイーンの左手に装着されている戦車のようなスタンド。 「熱」に反応して対象を自動的に追尾し、爆炎を放って攻撃する。 遠隔自動操縦型のスタンドであるため、本体との距離に関係なく強力なパワーで動くことが出来るが、攻撃がワンパターンになってしまうという欠点がある。 また、スタープラチナのパワーを持ってしても破壊する事が困難なほど硬い。 +本ロワにおけるネタバレ 本ロワにおける動向 初登場話 013:藁の砦を築く者 死亡話 :[] 登場話数 1話 登場時期 「猫は吉良吉影が好き」終了後 スタンス 危険人物(保身優先) 詳細 第13話「藁の砦を築く者」にて初登場。 吉良は突然殺し合いに巻き込まれたこと、そして参加者に承太郎らがいることに大いに苛立っていた。 どうにかして争いを避けようと思考を重ねていた時に対主催である上白沢慧音と遭遇。彼女の『手』に一目惚れする。 そのまま二人で同行することになり、訪れた守矢神社で出会った封獣ぬえも慧音が仲間に引き入れ対主催チームを結成することに。 慧音の方針を面倒に思いつつも吉良はぬえと共に彼女に着いていく。慧音の『手』への欲情を抑えながら… 第77話「和を以て貴しとなせ」では表立った行動を見せず、争っている杖助と天子を説得する慧音を見守っていた。 説教やらお仕置きやら、あったものの二人の勧誘に成功し、通称「藁の砦」は新たに杖助と天子を加え、その戦力を増強することに成功する。 だが、吉良にとって気が気ではなかっただろう。杖助は吉良を殺人鬼と知り彼を追っている存在。吉良の現在の姿は川尻造作のものだが、 それが却って杖助が知らないフリをしているのか、知らないだけなのか、疑心暗鬼を深める結果となった。 しかし、いずれにせよ自身の天敵を放っておくつもりはなく、自身の平穏のため杖助を仕留めるチャンスを窺う吉良。 強いストレスに苛まれる吉良は自身の手の爪を噛み潰し、時折辺りにバキッと奇妙な音が響く。 その音はまるで「藁の砦」の脆弱な関係から成る軋轢の悲鳴のように……
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ 【名前】:吉良吉影 【レベル】:15 【アライメント】:混沌・善┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳┻━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:10 【耐】:10 【敏】:10 【魔】:30 【運】:10 【宝】:-┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ , -- ..,, _ r { ,ィ > 、__,.ィ 〈〈彡ミ´ `ー-、 `ヾ´ .ノノ/ ヾ 、 _ } .((. ' ,,.ノ {!ヾミr=、`ヽ ミ! .ノ〈 ーtッ ヾ } }ミ、 { / ´ { r.人 ,〃 ーァ ! j `ヽ{ __ `こ_ / . ,,.ィ!、 Y 、ヽ }. イ ,.ィ彡 ___ }_ .r'ー-ゝ’´フ,ィ彡"´ `ヽ } ー-、ヽイ"´ . , .r つ ≦´ -、 ヽ ', |,ィ´ `ヽ , } } i !. , ! | .} |/ iリ ! '┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○獣憑き:B (種別:魔術 タイミング:メインプロセス) 比較で【魔】が選択された際、相手勝率に「-15%」のペナルティを加える。 狐憑き、犬神憑きなどの獣霊を使役する土着の魔術。吉良家は猫の霊を使役する。 ○平穏なる殺人鬼 (種別:一般 タイミング:カウンター) このスキルは戦闘時、敵方の何らかのスキルの発動にカウンターで発動する。 発動した場合、その場で即時、戦闘から無条件で撤退することができる。 このスキルは聖杯戦争において、一度しか使用することができない。 平穏を求め、凡人を装い、常に慎重に生きる殺人鬼のサガを持つ男の生き様。 【使用済み】┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【使い捨て礼装】┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 聖杯に興味がなく、己の恋の為に命をかけて戦う殺人鬼。 ライダーのマスター。 根本から歪んでいるがゆえに対象に受け入れられない、毒のような恋。 対象を破壊することでしか充足しない歪な愛情。 その想いは、死に臨んで尚愛する人の手を離さず。 +... __ . -‐==ニ⌒\ミヽ ゚̄¨¨ヽ /-‐==ミ ⌒ヽ }| } i ,}_ // ̄ `ヽ { \ }ノ レ ノ-‐=ミ\ 〃 =ミ{ {{, \/ ̄ ̄  ̄ ー=ミ ____ノ ,〃} 八 乂_//⌒ヽ }⌒\ \ \}、 ⌒\__,ノ }ノ/⌒ 一 -―-=ミ}ノ{ミ、 ヽ. \ }} さぁッ!! 厂 /⌒´ . /八 }〉 }}ー=ミ} ー=彡イ}、 .. ...... / {{_\\_乂 ミソ }\{ /ヽ ..../ 乂__ ..`ニ=ミ∨ 「{{`fッミ} ,_... 厶斗匕 {彡/⌒i }ノ 八}`¨ニノ ⌒K¨亙> `´ノ⌒} |´ いとしき君よ、 / ... ゙^ . / _} ;ノ ノ ', 〈、_, / (__,彡′ 来たまえッッ!! __ / /{// i ‐-`丶 / レヘ } / // ノ{ \__ .. < /// 〉 厂\ __/// /⌒\__ . -‐/}/⌒⌒ヽニニ. / ,//⌒ー-->‐- / /〈_/ ノ }ニ/ / ,/ . / / ー=彡八/ ___,/ ..... / ____゚, く / / /'ニ / \ . / / _/ { / }} /^) ,// / ... / / i /} / / =彡 /__/ / / . / | / / / / / / / / / | / {/ / // / / / ′. . / | { / /,/ }} / / / . { . ′ | /⌒ {___/==彡 / ノ / /.. ... }. / | >... / / /. / ⌒ヽ { .../ /} / . . . ._丿 ≪ }} //ー彡 ,/ . / ..\_}{.. / ノ / . . / / < ==彡 / / / / {\//,ノ(_ノ {/⌒ヽ/ / / }} // / / / 厂ミ//´ / / / / ゞ==彡 《_》 / ,/《_/ ,/ / . . . / {/ / /≪⌒》. / / / / / } . . /. / _,/ {/ _ .、 、 、 ./ .、 `'、 ! ! / ! L ! ハァッ / .ノ |' / ./ / i' 、 _, -∧ 'ヽ /´ .,ノ´ コ . ‐‐ニ-- 、_ッ , _,二‐'' ̄ .∨ . l ハァッ / \ |─ ー-、 `'┐ / -  ̄\、 ヽ .` ちゅ……んむ…… / ./゙/./ 弋辷フ\ フ l '゙、二シ┬` l‐ / | .|ヽ二‐' ´ ノ !`' `  ̄゛ ! んん、れろ…… ´ / / / / ヽ_,人 ///// !〃ヽ ! ヽ ! ///// ! ヽ 亅,!'i ヽ ヽ| l .! 、i'´ .| .レ' |'´ | ! 、 「-、 '‐'l、 \ !‐' l、.| | / ハァッ ヽ \ .! -、 .! | / l\ ! ヽ \、 ー- 、ゝ _ | ´ / \_‐' ´ .ト、 , _, --‐' . 二 ̄ 、 /| .Y´ \ `‐、 ヽ r ' ,ィ´ ヽ、 `'く | `''\ `'-y-、_ゝ、 、 `ー、 \ ` ー 、 ̄' 、_ ヽ | \ /  ̄' lL_ ` 、 '、 ヽ ヽ | ヽ \ /+ / ` ヽ , | ヽ、 /''=| ./ `\ _,, - ヽ 、 / \ `'ー-、_ ヽ ` -、  ̄ .ヽ_-イ-‐' 'i ヽ .| \ `'`丶、 , ‐'´ ./ヽ /" .,! ヽ / ! \ ‐~ー / 、 ` ./ // ヽ \ '、 / / / _, ‐'゛ /`ゝ、 ヽ ヽ ,フ / _,/- / _ ._, ./、 `ー